線香 / ローソク
線香をあげる意味は、故人が亡くなって四十九日法要を終える前後で変わります。
基本的に四十九日の間は、故人の魂はこの世とあの世をさまよっていると考えられており、「食香(じきこう)」と言って「食べ物に困らないように…」と、絶えることなく線香を焚き続けます。
四十九日後は、仏様になった故人と「心を通い合わす」という意味で線香をあげます。線香の上品な香りを通じて、故人に話しかけたりするなど、心で交流するための「お香」として使われようになり線香の良い香りを嗅ぐこで、自分自身を清め、仏壇の空間を清めるという意味もあります。